レクサスNXは、中古車市場でも根強い人気を誇る高級SUVです。
その洗練されたデザインと高いリセールバリューから、新車よりも中古で“賢く所有”する選択をする方が増えています。
この記事では、レクサスNXの中古車相場や走行距離別の価格感、CPO(認定中古車)と一般中古の違いなど、購入時に押さえておくべきポイントを網羅的に解説します。
1. 中古車としてのレクサスNXの評価
レクサスNXは、2014年に初代が登場し、2021年にフルモデルチェンジされた現行モデル(2代目)が販売中です。
- 高いブランド力と信頼性
- 年式・走行距離による劣化が少ない
- SUV人気と相まって高いリセールを維持
特にハイブリッドモデル(NX300h/NX350h)は、中古車としての需要が非常に高い傾向があります。
2. 中古車価格帯の相場感(2025年6月時点)
モデル | 年式 | 走行距離 | 中古価格帯(目安) |
---|---|---|---|
NX300(ガソリン) | 2017年式 | 5〜7万km | 約240〜300万円 |
NX300h(ハイブリッド) | 2019年式 | 3〜5万km | 約280〜360万円 |
NX250(2代目) | 2022年式 | 1〜3万km | 約400〜470万円 |
NX350h(2代目) | 2023年式 | 1万km前後 | 約450〜560万円 |
※オプション装備やF SPORTグレードは+30〜50万円になることも。
現行モデル(2021年〜)はまだ玉数が少なく、新車価格に近い水準で取引されています。
3. CPO(レクサス認定中古車)と一般中古の違い
CPO(Certified Pre-Owned)=レクサス認定中古車とは、メーカーが品質を保証した中古車制度です。以下のようなメリットがあります。
項目 | CPO | 一般中古 |
---|---|---|
保証 | 最長2年(走行距離無制限) | 基本的に保証なし/短期 |
整備 | レクサス専用の点検・交換あり | 店舗によってまちまち |
車歴 | 修復歴なし・点検記録簿完備 | 状況によりばらつきあり |
価格 | 高め(安心料込み) | やや安め |
「予期せぬトラブルを避けたい」「初めてのレクサス」ならCPOが最も安心です。
一方で、価格を抑えたい場合は一般中古車も十分に候補になります。
4. 走行距離別に見る選び方の目安
距離 | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|
~2万km | ◎ | 新車同様。リセールも高く人気が集中 |
2~5万km | ◯ | 使用感が少なく、価格も落ち着くゾーン |
5~8万km | △ | 整備履歴があればコスパ良好。ただし注意が必要 |
10万km~ | × | 長期使用目的なら避けたい。修理リスク増大 |
富裕層の方には、**2万km以下の高年式モデル(現行型)**をCPOで購入するのがもっとも無難かつ満足度が高い選択です。
5. 狙い目モデルと買い時は?
特におすすめなのが以下の2パターンです。
- NX350h(2022〜2023年式・CPO)
→ ハイブリッド性能、上質な内装、最新装備が揃っており、2年落ちなら価格も新車より20〜30万ダウン - NX300h(2019〜2020年式・走行距離3万km以下)
→ 初代後期モデルで完成度が高く、コスパの良さが際立つ
なお、新型NXは納期が長引きがちなため、「待てない方」が中古車市場に流れてくる今が相場上昇前の買い時です。
6. 中古購入時のチェックポイント
- タイヤ・バッテリー・ブレーキ周りの消耗度
- 保証書・点検記録簿の有無
- 過去の修復歴・板金履歴の有無
- 禁煙車かどうか(内装の劣化・臭い)
- ディーラーまたはレクサス店からの仕入か
※内装の状態やキーの本数など、些細なポイントが「買ってからの満足度」に直結します。
7. 購入後の維持費とリセールを意識する
中古で購入しても、NXはリセールバリューが非常に高い車種です。
- 保険料や重量税が新車と同等でも
- 3〜5年後に売却しても、残価率が高く損が少ない
- 資産的価値が保たれる車として、富裕層層に人気なのも納得
まとめ:NXは“失敗しにくい中古SUV”。目的別に選べば納得の1台に
目的 | おすすめ中古車 |
---|---|
最新装備・安心感 | CPOのNX350h(2022年式〜) |
コスパ重視+信頼性 | NX300h(2019〜2020年式) |
価格重視だが不安あり | 一般中古(プロと相談の上で) |
NXは、見た目・中身・資産価値のすべてを備えた希少な中古SUVです。
“妥協のない選択”をしたい方にこそ、中古という選択肢をおすすめします。